25年きじゅん

  いまだにQ値のことを聞かれることがありますので、簡単に説明してみます。

 Q値は昔使われていた、断熱性能を示す数値で、熱損失係数と言います。

 (単位温度差当たりの熱損失量+換気の熱損失量)÷延床面積

 で計算されます。

 数値が小さいほど熱が逃げないことになるのですが、延床面積で割るので、延床面積が大きい家ほど数値がよくなっていました。

 そうした矛盾をなくすため、平成25年からQ値の代わりに採用されたのがUa値です。

 Ua値は外皮平均熱貫流率のことで、

 単位温度差当たりの熱損失量÷外皮表面積

 で計算されます。

 外皮とは、壁や天井を含むものなので、実態に合ったものと言えます。